資産運用

これからはインド株がアツいのか!?

こんにちは、たぱこです(^^♪

2023年9月。

なんだかインドの話題が最近多いです。

G20がインドで開催されたし、グローバルサウスでもインドのモディ首相の存在感がクローズアップ。

そして投資信託の世界でもインドが話題です。

新しい投資信託が設定されましたのでご紹介したいと思います。

なぜインド?

インドは新興国の中でも中国を凌ぐ高い経済成長率の継続が予測されています。

IMFの世界の実質GDP成長率予想では、インドは7.7%と要先進国・新興国の中で1位です。

インド統計・計画実施省が2023年5月末に発表した2022年度(2022年4月~2023年3月)の実質GDP成長率(2011年基準)推計は前年度比+7.2%でした。

 そして、なんと言っても人間の数が多い!

今や人口が世界一となったインドへ世界の関心が高まっているのです。

人口が増える→物を食べる口や労働力が増える→GDPが成長する→株価が上がるという期待感です。

娘と「年金・投資」の話をしました ~投資編~娘にした世界経済成長とつみたてNISAの話。世界経済の成長を信じるとは?...
インドSENSEX過去10年のチャート(2023.9.13 SBI証券にて、たぱこ作成)

サクっとインド株式

正式名称は「SBI・i シェアーズ・インド株式インデックス・ファンド『愛称:サクっとインド株式』」

SBIアセットマネジメントから2023年9月に設定されました。

SENSEXというインド株式の指数に連動した動きをする投資信託になります。

SENSEXはS&P Bombay Stock Exchange Sensitive Indexの略です。

インドのムンバイ証券取引所に上場する銘柄のうち、流動性や取引規模などに基づき選定された、30の株式から構成される時価総額加重平均型株価指数になります。

インド丸ごとではなく、30だけの銘柄が投資対象、という点は知っておいたほうがいいですね。

SBIアセットマネジメントニュースより引用

信託報酬が今までのインド株式の投資信託よりも低いということで、注目されているようです。

残念ながら現時点ではSBI証券でしか購入できないようです。

他も負けてない!信託報酬引き下げ合戦

他のインド株式投資信託にはこのようなものがあります。

ファンド名連動指数信託報酬(税込み)
iFreeNEXT インド株インデックス
Nifty50指数
(構成銘柄50)
年0.781%→0.473%に引き下げ
NEXT FUNDS インド株(ETF)Nifty50指数年1.045%
auAM Nifty50インド株(2023年8月29日)誕生)Nifty50指数年0.539%
SBI・iシェアーズインド株式SENSEX指数
(構成銘柄30)
0.4638%
当初、リリース当初最安の信託報酬でしたが、2023年9月27日からiFreeNEXTインド株インデックスが追随引き下げをしました。

更なる他の引き下げもあるかもしれませんね。

世界株式や新興国株式の投資信託にもちゃんとインド入ってます!

こ、これは早速インド株の投資信託買わなくては!

いやいや、慌てることないですよ。ちゃんと世界株式の投資信託にはインドは組み入れられてますから。

eMAXIS Slim全世界株式インデックス(オルカン)の最新の目論見書(2023.9.8)での国・地域別構成比率ではインド株式は1.4%となっています。

インド株式がこの後成長し、世界の中での構成比率が高くなってくれば自然とその割合は多く組み入れられることになります。

インド株式の投資信託を保有していなくても、オルカンを持っていればインドの成長を取り損なうということはないですね。私たちの代わりに世界で活躍する会社を取捨選択してくれる。これが投資信託の素晴らしい機能。現在1.4%のインドが今後どのように割合を増やしていくのか引き続きウォッチです。

インドも含めて少し新興国への投資を厚めにしたいな、という方は「eMAXIS Slim新興国株式」なんていうのもあります。

2023年3月末現在のインドの組み入れ比率は14.4%です(2023.4.26目論見書より)

インドだけでなく、新興国全般に期待される方はこのような投資信託も選択肢としてもいいかもしれません。

インド株式の注意点

とはいえ、インド株式にも注意点があります。

  • 新興国ならではのリスクが大きい
  • インドの高い成長性=高インフレが続くことによりルピーの通貨価値が下がることを警戒。長年為替は円高ルピー安が進行中。(株価が上がっても円高ルピー安になるとトータル損失になる可能性)←トルコみたいな新興国あるある
  • インド経済が成長してもインドの会社じゃない企業の株価が上がることもありうる?(インドに進出している米国の企業の業績が上がると、インドの指数ではなくS&P500が上がる、みたいな事例)

前のめりにならず、冷静に検討しましょう

まとめ

インド成長の可能性と注意点について解説してみました。

  • 魅力は確かにあるけれど、現時点では長期資産形成に適した投資信託だけが指定される「NISAつみたて投資枠」の対象ではないこと
  • 全世界株式の投資信託にちゃんとインド株式も組み入れられていること
  • 注意点も多数ある

メインではなく、将来のインド株式に特段の強気な見通しを持っている人がプラスαで追加するくらいでいいのではないでしょうか。

世界経済全体は成長すると思われるけど、どこが一番?は誰にもわからない。

だから投資は面白い。

こちらのブログは個人の見解です。投資の判断は自己責任でお願いいたします。

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