こんにちは、たぱこです(^^♪
退職が近づくと退職金をもらえることが視野に入ってきます。
退職金の使い道としてまず思い浮かぶのが「住宅ローンの繰り上げ返済」
借金があるの、気持ち悪いんです。早く返してしまいたくて。
退職金で住宅ローンを返しても大丈夫でしょうか?
というご相談をいただきました。
たぱこ流の住宅ローンの返し方も交えてお伝えしたいと思います。
繰り上げ返済のメリット
- 借金が減る
- 返済分、それ以後の利息を払わなくて済む
何といっても「借金が減る」ということですよね。
気持ち的にも「借金」がある、というのはなんかすっきりしません。
退職金が入ることで繰り上げ返済できるならば
借金なくなった!嬉しい🎵
と気持ちを軽くすることができます。
ですが、繰り上げ返済をする前に注意していただきたいこともあります!
返してしまう前にまずはこちらをチェックしてください。
繰り上げ返済をするときに注意したいこと
住宅ローン控除を利用している方
住宅ローン控除は毎年末の住宅ローン残高の0.7%が10年間(特例が適用される場合は13年間)に渡り毎年所得税から控除される制度です。(2022年より1%→0.7%に変更)
住宅ローン残高の0.7%の税金が控除されるということは、0.7%以下の金利で住宅ローンを借りていると税金の控除額の方が住宅ローン金利より大きくなり、住宅ローンを借りている方がお得になります。
- 収入がある程度あって、所得税・住民税をローン残高の0.7%以上払っている方
- かつ、金利0.7%以下で借りている方
は住宅ローン控除の適用期間中は繰上返済をしない方がお得です。
たとえ、金利が0.7%以上であったとしても、所得税や住民税を納めている方は、節税効果があります。
とりあえず住宅ローン控除期間は繰り上げ返済せず、返済できる分はしっかり貯蓄しておきましょう。
手元資金が減少しすぎるリスク
退職金が入り、手元資金が住宅ローン残高よりも大きくなった場合、
「全部返してしまおう!」
と考えるかもしれません。
しかしながら、手元に現金が少なくなりすぎてしまうことは要注意です。
必ず、手元に生活費2~3年分+αの現金を残しておきましょう
退職を迎えると、収入が減ります。
収入が減って、実際にどういう生活に変化するのでしょう?
生活資金は足りるのか、それとも足りずに貯蓄から切り崩すのか。
仮に切り崩すとなった場合、返済しすぎて現金がなかった場合、慌てることになります。
新たに借金をすると、住宅ローン以上の金利になることは間違いありません。
最悪は退職してしまうので借りられない、というリスクもあります。
どのくらい手元に残したらいいかはライフプランを作って分析してみるといいですね。
返済手数料
繰り上げ返済をする場合、手数料をチェックしましょう。
一般的な手数料は下記の通りです。
【一部繰り上げ返済の場合】
返済窓口 | オンライン | 店頭 |
手数料 | 無料 | 3,000円~20,000円 |
【全額繰り上げ返済の場合】
返済窓口 | オンライン | 店頭 |
手数料 | 5,000円~50,000円 | 10,000円~50,000円 |
断然オンラインの方が安いですよね!
時間もお金も節約できるオンラインを積極的に活用していきましょう!
一部繰り上げ返済の場合は期間短縮型で
一部繰り上げの返済方法には2種類があります。
期間短縮型
繰上返済後の毎月の返済額を変えずに、返済期間を短縮する方法です。より早く住宅ローンを返すことになるので、金利負担が大きく下がります。
返済額低減型
繰上返済後の返済期間を変えずに、毎月の返済額を減らす方法です。金利節約のメリットは期間短縮型より少ないです。
「たぱこ流」住宅ローンの返し方
返済は手数料無料のオンラインで
たぱこ家が借りている銀行ではオンラインでの返済が可能で、オンラインの場合は手数料が無料です。
オンラインであれば、返済金額や回数に制限なく繰り上げ返済が無料でできます。
現在、多数の金融機関がオンライン対応していると思いますので、まずはご自身の借りられてる金融機関でのオンライン返済に手数料がかかるかどうかを確認してみてください。
まずは少額返してみる
前述のとおり、オンラインでは返済金額に関わらず手数料が無料です。
ですのでまずは少額返済をしてみて
繰り上げ返済を経験してみましょう!
その際は必ず、利息軽減メリットの大きい「期間短縮型」を選択してください。
たぱこは10万円だけ返済したこともあります。
返済後の効果についてはオンラインでシュミレーションができるのでその画面でも確認できますが、
後日返済後に計算しなおされた「ご返済予定表」が送られてきます。
繰り上げ返済に印がついていますね。
これを見て、
- ローン残高がどのように減るのか
- 返済期間がどのように短くなるのか
を体感してください。
正直なところ
全然減らないじゃん・・・
という感想でしょうが、この段階では経験を積むだけでOKです。
思いがけず保証料が返ってきた!
「繰り上げ返済ってこういうものか」とわかったたぱこは家計の状況を見て少額でちょこちょこ返済を始めました。
ある時、20万円返済してみるとこんなハガキが送られてきました。
たぱこ家の住宅ローンでは連帯保証人ではなく、保証会社に保証契約しています。
返済期間中に、万が一住宅ローンの契約者が借り入れをした金融機関へ返済できなくなったときに、保証会社が住宅ローンの契約者に代わって住宅ローンの借入金を一括返済する(代位弁済)契約です
当時、住宅ローンの金額の大きさに目がいき、こちらに保証料を支払っているということはまったく眼中になかったです。
このハガキがきて、
住宅ローン残高が減ると、保証会社に払った保証料が戻ってくるのか!?
という仕組みを知りました。
保証料の払い方や必要の有無については各金融機関で仕組みが違いますのでこれは一例になりますが、なんでもやってみるということは大事だなと思いました。
返済終了予定は確実に前倒しになってます
最初に10万円返した時は効果の小ささに愕然としましたが、まさに
「塵も積もれば山となる」
状態でローン返済期間は3,4年短くなりました。
こまめに返しているので現金が急激に減ることもなく、気持ちに余裕をもって考えることができます。
まとめ
住宅ローンの返済方法について、注意してほしいことと、たぱこ家の場合をご紹介させていただきました。
- 住宅ローンの繰り上げ返済は大賛成!
- 退職金をすべて返済当ててしまう前に、少額で返済体験
- 保有資産と必要生活費のバランスをみてこまめに返済がおススメ
例えば退職金で1,000万円返済しようかな、と思った時には半年ごとに100万円づつ返してみるというのはどうでしょう?
何回か返済して、退職後の生活費用が見えてきて
「このお金は返済しても大丈夫」
と確信が持てれば、残りも一度に返せばいいのです。
一度に返そうと思うから、「返すべきか、返さないべきか」悩むのです。
さあ、まずはオンライン返済手数料が無料かどうか調べるところから始めましょう!!
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