こんにちは、たぱこです(^^♪
FPをやっていて住宅ローンについての相談がとても多いです。
家を探し始めた時や、購入が決まった時に「大丈夫でしょうか?」とご相談に来られます。
「住宅購入は人生で最も高額な買い物」
できれば購入直前でなく、早めに相談してほしいところです。
住宅ローン絶賛返済中のたぱこの経験談も交えて、借りる時の注意点についてお伝えします。
銀行から借りる額について
銀行が貸したい金額(借りられる金額)と無理なく返せる金額は違う
銀行が貸してくれる金額は申込者の属性によって変わります。
年齢、勤務先、保有資産等の内容ですね。
最近の傾向として勤務先がある程度安定した企業で勤務年数があれば頭金となる保有資産がなくてもかなりの金額が借りられるようです。
特に大手有名企業にお勤めの方は注意してください。
住宅ローンを組む時は
- その会社にずっと勤務できるの?
- 定年まで給料の昇給は確実?減給の可能性は?
- その会社はローン返済期間中ずっと安定した業績を続けられるの?
といった視点でも考えてみてください。
35年間かあ、そんな先のことまでわからないな
ひと昔前は終身雇用が当たり前の時代。
住宅を買うときは定年までその会社に勤めると思っていたし、給料も上がり続けていました。
だから35年というローンを組んでもなんとか返すことができていました。
ですが、現代は雇用形態が変化しています。
以前よりも不確実なことが起こりやすい、といったことを念頭に置いて借入額を決めていきましょう。
- 頭金をしっかりと貯める
- 借りすぎない
- ボーナス払いは使わない
返済年数をなるべく短く
昔に比べて晩婚化が進み、家を購入する年齢もどんどん後ずれしているとか。
昭和の時代は「35年でローンを組んでも定年まで働いて、残りは退職金で完済」というパターンでした。
ところが最近は40代を過ぎて住宅を購入する方も増え、完済年齢が70歳を過ぎる方が珍しくありません。
年金生活での住宅ローン返済はなかなか厳しいものがあります。
返済年数は35年を当たり前とせず、年金受給の前までに完済できるような額を目安にできるだけ短くなるよう検討していきましょう。
たぱこ家の場合
実はたぱこ家も17年前に住宅ローンを組みました。
住宅メーカーが紹介してくれた銀行とあっさり契約。
当時は金利の比較もしなかった・・・、信じられないことに。
その時は金融知識もなくて、なーんにも考えていなかったです、若いって恐ろしい😱
家なんてお金貯まるの待ってたら買えないわー、ローン組むのなんて当たり前じゃない?
誤算その1 金銭感覚が麻痺して想定以上の出費になってしまった
住宅メーカーから繰り出される数々のオプション
外構の工事費が追加で請求・・・などなど。
普段は100円、1,000円を節約している人間なのに、〇〇千万の住宅ローンの額からすると10万単位の追加が小さく感じてしまうから不思議。
気が付くとだいぶ予算オーバーしていました。
誤算その2 多めに借りてみた
「何があるかわからないから多めに借りておこう」念のため、という軽い気持ちでした。
ですが、後で届いた返済表から利息の大きさにびっくり!
多く借りた分は慌てて繰り上げ返済しました。
誤算その3 固定資産税って何?
新居に引っ越してしばらくすると、固定資産税評価額のお知らせが送られてきました。
今や私の知識の中では当たり前となっている「固定資産税」
だけど、当時の私はそんな税金知らなかったです💦
驚いて役所に問い合わせしてしまいました。
家を持っていることに税金がかかるの!?
役所の人から
何か不明点がありましたら、ご説明に伺いますが。
と丁寧に対応していただき、自分の無知の恥ずかしさに、早々に電話は切った記憶があります。
この出費はまさに予想外でした。
しかもこれはここに住む限り永遠にかかるものですし。
知らないって怖いことです。
誤算その4 光熱費がUP!
2LDKの賃貸マンションから戸建てへの引っ越し。
お風呂の浴槽が大きくなったためか、水道代がアップ。
戸建てはマンションより熱効率が悪く、電気代等の光熱費もアップ。
生活費そのものにかかるお金も増えてしまいました。
誤算その5 予想以上にかかる教育費
塾や習い事、思っていた以上にお金がかかりました。
これはもう、節約ではどうにもならん!!(笑)
とにかく仕事しました。主婦からパート、フルタイムと働いて乗り切りました!
まとめ
まあ、いろいろありましたが、現在はこの家に愛着を持って住んでおり、前向きにローン返済しております(笑)
ですが正直、住宅ローン返済金額の重さゆえに諦めたこと、我慢したこと、ありました。
こんな失敗は皆さんにしてほしくないです!!
身の丈にあわない高額な住宅を購入すると「住宅ローンで家に人生を縛られる」ことになります。
これにつきます。
どのくらいの金額の借り入れが将来の返済に無理ないものか判断するのにはライフプランを作成してみることが有効です。
想定される教育費や年金などを盛り込んで作成し、数値化してみることができます。
大事なのはよい物件との出会いと資金計画です。
良い物件との出会いは突然やってくるかも。
大きな買い物ですから、準備万端でねっ(^^)/
チャンスを逃さない為にも日ごろから家計見直しをして貯蓄をしていきましょう。
\住宅ローンを組む前に中立なFPに資金計画を相談してみませんか?/