不動産

相続税計算に使う土地の「路線価」の調べ方

たぱこ

こんにちは、たぱこです(^^♪

毎年7月1日は「路線価」発表の日です。

2022年7月1日の路線価発表の日経新聞の記事はこちら

あのー、路線価って何でしょう?

路線価とは国税庁が毎年7〜8月に公表するその年の1月1日時点における主要な道路に面した1㎡あたりの土地価格を公示するもの。相続税や贈与税を計算するときに活用されます。この公表された土地価格を「路線価」といいます。

自分の家の路線価を知っておくと、将来相続税を払う可能性があるのか、ないのかの判断材料とすることができます。

今回は簡単に相続税計算方法と路線価の調べ方をお伝えしていきます。

相続税の計算方法

課税される遺産総額の出し方

相続税がかかるかどうかを調べるには、まずご自身の財産総額の把握が必要です。

【相続税の対象となる資産例】

  • 土地(路線価で評価)
  • 家屋(固定資産税評価額で評価)
  • 預貯金
  • 株式等有価証券
  • 生命保険
  • 高価な絵画・宝石

これらの保有資産を全部足して、遺産総額を算出します。

遺産総額+保険金など-債務・葬式費用-基礎控除額=課税される遺産総額

となります。

基礎控除とは?

【相続税の基礎控除とは】

「亡くなった人が遺した財産のうち、一定の金額までは相続税がかからない=控除される」という無条件で適用できる控除です。

3,000万円+(600万円×法定相続人の数)

例えば法定相続人が配偶者と子供2人(計3人)の場合

基礎控除額は3,000万円+600万円×3=4,800万円となります。

遺産の総額 > 基礎控除 

この場合は相続税の申告を行う必要あり

遺産の総額 > 基礎控除

この場合は相続税の申告を行う必要なし

自宅土地の評価を調べるには路線価を使う

預貯金や有価証券の金額はだいたい把握しているもの。

ですが、土地の値段って値札がついているわけじゃないから意外とわからないものですよね。

気を付けていただきたいのが、相続税計算に使う土地の評価額は実際に売買に使われる価格ではなくて、路線価というものを基準にして算出する、というところです。

そこで路線価の調べ方をお伝えしますね。

国税庁の財産評価基準書 路線価図・評価倍率表

リンクはこちら↓

国税庁の財産評価基準書 路線価図・評価倍率表

調べたい住所を選んでいくと最終的にこのような図になります。

この道路に書いてある数字が路線価でその道路に面している土地の1㎡当たりの価格を千円単位で表示しています。

ただし、この地図は地番表示なんです。

あと、グーグルマップのように地図が動かないのでイマイチ使いづらい💦

お勧めはこちら!全国地価マップ

リンクはこちら↓

全国地価マップ

トップページから「相続税路線価等」の項目を選んで、住居表示を入力していくだけ。

こちらは地番でなく、住所表示で調べることができるので使い勝手がいいです

グーグルマップのようにスクロールできるのも〇

あとは、自分の家の前の道路の数字×家の㎡数をすればおおよその金額の目安を知ることができます。

まとめ

路線価を調べるには全国地価マップがお勧め、とお伝えしました。

基準となる価格は路線価から算出しますが、これに奥行き・間口・形状・角地かどうかなど、土地の価格に影響を与える条件を考慮して、補正率などを利用して最終的な評価額を算出します。この方法による評価は、形状や状況(がけや傾斜があるか、道路に面していないなど)によってだいぶ評価額が変わってきます。

また、実際に相続税を計算する時には「小規模宅地の特例」や「配偶者の税額の軽減」等の特例を使える場合もあります。

正確な評価は税理士等の専門家にお問い合わせください。あくまで目安、でお使いくださいね。

追記:相続税額を計算してみよう

路線価がわかったら、相続税額をシュミレーションしてみるといいですね。

こちらのサイトがお勧めです。

生命保険の活用や、相続割合の変更なども簡単にシュミレーションすることができます。

SBI新生銀行 相続税シュミレーション

https://www.sbishinseibank.co.jp/retail/succession/simulation/

\相続についてざっくり聞きたい、という方お気軽にお問い合わせください/