資産運用

私の相場観 2022.5月末

たぱこ

こんにちは、たぱこです(^^♪

今年に入って世界の株価が昨年と風向きが変わっています。

コロナショック後に積立投資を始めた方は、昨年の年末まではいつ口座管理画面を見ても評価額が増えていて

運用ってすごい!こんな風に増えるならお金を銀行に置いておくのはもったいない!

なんて思われた方もいたのではないでしょうか?

実際、相談を受けていて「銀行にお金を置いておくのは悪、投資をしなくてはいけない」というような焦りを感じている方もたくさんいらっしゃいました。

もちろんそんなことはなくて、「CASH IS KING」でもあります。

たぱこ

現金には現金の役割があり、投資はあくまでも余裕資金の範囲内で。過剰な投資割合はお勧めしません。

というのがたぱこの相談スタンスです。

で、今年に入って株価上昇の動きが止まり、下落したりもしていますので、私なりの定点観測を書いてみたいと思います。

株価の動き

この半年の

  • 米国株式
  • 全世界株式

の動きをeMAXIS Slimシリーズの2本で比較してみました。

楽天証券で作成

上下に振れるグラフ。そして5月末現在、年初の価格を大きく割り込んでいます。

昨年1年間は、ほぼ右肩上がりだったグラフなので、ここから始めた方は少し動揺していらっしゃるかもしれません。

次に、過去3年間の同じ銘柄の値動きを現したグラフです。

楽天証券で作成

半年の動きで見たこの半月の大きな下がりがまるで小さく感じますね。

そうそう、株価の動きって、その期間の切り取り方によって全く違う動きが見えるんです。

ニュースで「続落、年初来安値」と連呼していても、長い期間で見ればそんなに大したことはないものなんです。

そもそも私が皆さんに伝えたい長期投資のゴールは10年、20年先

たぱこ

ゴールまでに少しずつ上昇すればいいので、このくらいの動きは想定内。一喜一憂する必要はありません。

あと、ドルコスト平均法の効果を思い出してくださいね。

NISAの肝!完全解説!ドルコスト平均法とは?ドルコスト平均法の仕組みについて解説しました。うまく活用して資産形成に生かしていきましょう。...

値動きが大きい方が最終的にはたくさん購入口数を増やすことができるんです!

乱高下はドルコスト平均法の大好物💕

今までと変わらず、淡々と積立投資を続けていきましょう

もし、とーってもドキドキしてしまう人がいたら、それはあなたの資産の中での運用の金額が大きすぎるのかもしれません。

そのあたりはじっくり向き合ういいチャンスになるかもしれませんね。

この先どうなる?

世界の金利上昇

コロナショックで経済が打撃を受けた2020年、世界の中央銀行は経済の減速を防ぐために金利を下げ、債券を買い入れて金融緩和政策を行いました。

そうして世界中にはお金がたっぷり供給されました。

その後、経済は徐々に回復していき、そのお金は株式市場へ。

三井住友信託銀行マネープランより引用

こちらは期間の長い過去40年の世界の株価のグラフ。

まるで囲っている最近の部分。

溢れたマネーが急激な株価上昇を作り出したことがよくわかります。

過去の成長スピードよりも明らかに早すぎるんです。

それが今、少し調整されている、というところでしょうか。

溢れたマネーはインフレも引き起こしており、日本を除く各国はインフレを抑えるため今年から金利を上げる方向に政策転換しています。

世界の株価アプリより 2022.5.27

アメリカの10年国債の金利は2.7%(2022.5.27現在)

国債の金利が上がると、債券で安定的にお金を増やせるなら株よりもいい、となりお金が株式市場から債券に流れて、株価が下落します。

となると、乱高下はもうしばらく続きそうです。

円安

上記、米国の金利高により円安の状況になっています。

市場のお金は金利が低いところより高い方へ流れます。

金利が高い方がお金が増やせるからです。

お金が増やせない円が売られて金利の高いドルが買われる→円安になる、という構図です。

その他にもウクライナ侵攻での資源高などもあり、金利だけが原因ではないのですが、しばらく円安は続きそうです。

ただ、米国の株価が下がっても、円安の為に意外と評価損が下がっていないという恩恵もあります。

たぱこ

世界の株式にお金を置くと、「円の価値が下がった時に円だけで資産を持つリスク」を下げることができるという効果もあります。

まとめ

積立投資の評価額がマイナスでも、10年後、20年後の長期で世界経済の成長を期待し、淡々と積立投資を続ける

マイナスの時こそ、積立の継続を!

株価が上がる「稲妻が輝く瞬間」はいつ起こるかわからない→市場に居続ける

つみたてNISAの対象投資信託は長期で成長が見込める指数が採用されています。

ここは初心に戻って、淡々と積立の継続をしていきましょう。

株価下落の原因に、「短期で結果を出さなければいけない機関投資家が売買するから」ということもあるそうです。

また最近は売買を自動化していてアルゴリズムで「相場が下がりそう」となると企業の業績に関係なく一斉に株式の売却がおこる、ということも発生しています。

「機関投資家やAIが売却して下がったところを私たちが安く買う」

そんな風に考えると株価下落も楽しく乗り切れそうです!

ウクライナ、コロナ、上海ロックダウンなど世界情勢は難題続きですが、株価が上がり始める「稲妻が輝く瞬間」がいつ起こるのかは誰にもわからないです。

その瞬間を逃さないことが投資でお金を増やすコツ

たぱこ

引き続き、市場に居続けて一緒につみたてNISA続けていきましょう。いつかこのブログを振り返って、この時続けてよかった!と皆さんで振り返りましょうね。

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