こんにちは、たぱこです(^^♪
たぱこは投資するなら一括投資ではなくて時間分散をお勧めしています。
NISAや確定拠出年金は毎月の投資を長く続けていく、という時間分散の投資方法になります。
時間分散投資を行う上でよく言われるドルコスト平均法というのは一体どのような手法なのでしょう?
その意味や、効果を表や図を使って説明していきます!
ドルコスト平均法とは
「dollar cost averaging」これの日本語訳が「ドルコスト平均法」です。
ひとことで言うと、定額定期購入法のこと。
価格が変動する金融商品を常に一定の金額で、かつ時間を分散して定期的に買い続ける手法
この手法で金融商品を購入し続けた場合、価格が低いときの購入量は多くなり、価格が高いときの購入量は少なくなります。
これを続けていくと一括で購入するよりも総購入量が多くなることがあります。
総購入量が多くなれば利益をあげることができる・・・その仕組みについて次の資料で具体的に説明します。
金融庁の資料で詳しく解説します
金融庁のいう、「平均的な購入単価を安くすることができる」という説明は正しいんですがわかりずらいように思います。
たぱこは「購入口数が多くなる」という切り口でいつも説明しています。
上段:価格が1万円の時に一度に4万円分購入=購入口数4万口
下段:毎月1万円ずつ、4か月かけて4万円分購入=購入口数4.5万口
最後の月の投資信託の価格が最初と同じ1万円に戻ったのでそれぞれ売却したとすると
上段:4万口×1万円=4万円
下段:4.5万口×1万円=4.5万円
あれ?投資信託は元の価格に戻っただけなのに5,000円利益が出てる!?
投資信託のように価格が上がったり下がったりするものにドルコスト平均法を使って購入していくと、このような不思議な結果になるのです。
定額購入です!定口購入(決まった量を購入する方法)ではありません。
数字を変えてのシュミレーション結果
上記の金融庁の事例を元に
- 購入金額すべて毎月1万円
- 最初と最後の投資信託の価格は同じ1万円に戻る
この2点は同じ条件で2か月目、3か月目の投資信託の価格を変えてもう3パターン、シュミレーションしてみました。
金融庁のシュミレーションよりも
①中2か月の値動きを大きくしてみました
②3か月目の下げ幅を大きくしてみました
③2か月目の上げ幅を大きくしてみました
- ①からわかること→2か月目、3か月目の値動きが大きい方が購入した口数は大きくなりました。
- ②からわかること→価格が大きく下がって、元の価格に戻る時に購入する口数を増やしていることがわかります。
三菱UFJ信託銀行のサイトにもわかりやすい図が掲載されていますので引用させていただきます。
前半に価格が下がって後半上昇していくパターンが一番最終評価額が高いです。(1位、2位のグラフ)
逆に、最初に上がって後半下がっていくパターンだと、元本割れしてしまいます。(4位のグラフ)
ピンクのラインの値動きの少ない投資信託よりもブルーの値動きの大きい投資信託の方が、最終評価額は大きくなっています。
- 始まりと終わりの間の値動きは大きい方がたくさん購入口数を増やすことができる
- つまり投資信託の価格が下がる時(相場暴落時)にもドルコスト平均法で投資信託を購入し続けることが口数を増やす肝!
- ドルコスト平均法は暴落を生かせる投資方法
そうしたら、暴落が怖くないですね!
こんな動きのグラフでもプラスになります(日本の株価30年)
こちらは金融庁のホームページから引用した表になります。
積立投資を始めたのはバブル頂点の1990年1月。
2022年4月まで32年間、毎月1万円ずつ日経平均株価に連動する指数(投資信託)に投資した場合のシュミレーションになります。
2022年4月時点での日経平均は26,847円。
始めた時の37,189円に全く届いていませんが、資産評価額は積立総額388万円に対して695万円になっています。
これこそドルコスト平均法マジック!
日経平均のような値動きですらこのような結果になるのです。
もし、右肩上がりの世界株式に連動した投資信託に投資していたら・・・!!!
赤いラインです↓
でも万能ではありません
いいことずくめに見えるドルコスト平均法ですが、万能ではありません。
- 短期の値幅取りを狙うようなケースです。特に急激に下がった株を買い、短期での値上がりを狙うような場合は資金をある程度まとまって投入しないとリターンも少ししか得られません。
- 急激な上昇を見せる株価に対しても適しません。ドルコスト平均法は投資時期をずらしますので、上昇を続ける場合には買付できる口数が減っていってしまうことになります。当然、リターンも限られてしまいます。
- 右肩下がりに下がり続ける株価にも適しません。下がり続けている時には利益は得られません。リターンを得るにはある程度の価格までには戻るような値動きのものでないと効果がありません。
デメリットも押さえて、メリットが生かせる場合の投資先にドルコスト平均法を使っていきたいですね。
ドルコスト平均法のメリット まとめ
ドルコスト平均法の特性を生かせるのが、まさに「世界経済の株式に連動する指数」なのです。
過去と同じように「上がったり下がったりしながら、右上に上昇していく」ラインを描ければ投資した資産は増やしていくことができます。
国や経済学者はおおむねその確率が高い、と考えているからNISAやiDeCoの仕組みを作り、株式での資産形成を促しているのです。
あとは、お金を出すあなたがそれを信じることができるかどうか、です
信じることができなければ投資はやらないほうがいいです。
自分のお金ですもの、自分で考えて答えを出していきましょう。
たぱこはあなたの投資活動に伴走していきます。
ともに資産を増やしていきましょう!
\仲間がいれば続けられる!私と積立投資仲間になりませんか?公式LINEはこちらから/
世界経済の成長の仕組みについてはこちら↓