こんにちは、たぱこです(^^♪
皆さんに投資やお金のことをどうやったらわかりやすく伝えることができるか、日々研究しています。
投資の世界では有名な経済評論家、山崎元(やまざきはじめ)さんの本になります。
楽天証券経済研究所の客員研究員ながら、歯に衣着せぬ物言いが真実をついています。
色々なメディアで発言を聞くたびに、他の経済評論家とは違う「山崎節」にいちいち納得です。
投信ブロガーのイベントなどにも登壇されたりしていますので、金融機関よりではなく、私たちの見方かな、と思います。
少し古い本ではありますが、私が同意する「山崎節」を紹介したいと思います。
安全に持っておきたいお金は個人向け国債
山崎さんのお勧めは「変動金利型10年満期の個人向け国債」
メガバンクの定期預金が0.01%くらいだけれど(現在は0.002%)、日本国債ならば0.05%が最低保証されています。
変動金利だから市場金利が上がった場合にも対応できます。
1年経てば解約しても元本割れしません。
安全資産の置き場所の選択肢の1つになりますね
銀行には近づいてはいけません
個人向け国債は銀行の儲けが少ないから、相談に来た人には投資信託とか保険を勧めてくる。要するに客が得するものじゃなくて自分たちが得するものを売ろうとするのよ。銀行の無料相談窓口にいる人なんて羊の皮を被った狼だと思った方がいい。
これはですね・・・まったくその通りです。
信託銀行で投資信託を販売していた私はいつもそう思っていました。
私の感覚は間違ってなかったんだなーって。退職を考えるきっかけになりました。
生命保険は入った方がいいの?
自分が死んだら家族が路頭に迷う、そんな人だけ入ればいい
目安は「残される家族の人数」×1,000万円、くらいの死亡保障だけのシンプルな保険でOK。
特約はいらない。
すべての不安に対処しようとするとそれぞれに手数料がかかり、無駄が多い。
保険に入ったと思って貯蓄しておき、いざというときにはそこから使うことが、無駄が少ない。
まとめると・・・
お金の運用なんて紐解けば結局シンプルとおっしゃっています。
- 家は買わなくていい
- 保険も入らなくていい
- 覚える金融商品は「個人向け国債」と「投資信託」
銀行とか保険会社とか儲けたい人たちが商品を複雑にしているから、影響されないように気を付けないとね
たぱこも運用でお金を増やすことはあくまでトッピング程度、と考えた方がいいと思っています。
FIREという言葉が流行っています。
資産家が配当などで生活していくのはありですが、普通の人は生活資金の捻出のために過度にリスク資産を増やしたりするべきでないです。
「楽しく働き続ける」
「運用に頼りすぎない」
たぱこはそんな老後を目指してます。
他にも、日本経済、投資信託の選び方やNISA、確定拠出年金、競馬や宝くじなどについても幅広く書かれており、投資初心者の方にもわかりやすくて、お勧めです。
ただ、この本、サイズが大きい💦
単行本ではなく雑誌と同じサイズになります。
インターネットではサイズがわかりずらいので購入の際はご注意を!
たぱこが同意できないところ、1か所
山崎さんによれば、リスク運用資産が決まったら、「投資信託は一気に買った方がいい」と書かれています。
理由は毎月少しずつ買うと
- 購入手数料が余計にかかる
- 持っているお金を寝かせてしまい、機会損失になる
とのですが、今は手数料無料の時代に進化しています(この本は2017年発行)。
ですので手数料は気にしなくて大丈夫です。
また、一括購入については価格のうねりに耐えるマインドが必要で、あまりお勧めしません。
いつ買ったらいいか、を見極めるのは普通の人にはできません。
「投資は積立で」がたぱこスタイル。
時間分散はリスクに対する最大の防御とたぱこは考えています。
どう、投資していくかはその方の考え方にもよりますのでどちらが正解ということはありません。
迷われている方はお気軽にご相談ください(^^)/