こんにちは、たぱこ、こと佐々木京子です(^^♪
つみたてNISAだいぶ世の中に浸透してきましたね。
日経新聞につみたてNISA対象銘柄投資信託の含み益について掲載がありました。それぞれ時期による比較と今後の考え方について書きたいと思います。
2021.7現在 つみたてNISA対象投資信託の含み益
2021.8.18の日経新聞の投信コラムに「つみたてNISA3年半、コツコツ続けた成果は?」という記事が掲載されました。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB00006_S1A810C2000000/
つみたてNISAが始まって3年半。2018年1月の導入時から約3.3万円ずつ2021年6月まで毎月購入した場合の比較になります。
1位の「楽天・全米株式インデックスファンド」の場合、約140万円投資して含み益が約70万円。約1.5倍です!
米国株式はコロナショックで一時暴落したものの、すぐに回復。その後もGAFAMを中心に株価はぐんぐん上昇。ここのところS&P500やダウが最高値を更新する日が続いています。米国株式を投資対象とした投資信託が上位を占めているのはそういった状況を反映した結果です。
すごーい!米国株式いいね!
2020.12現在 つみたてNISA対象投資信託の含み益
こちらは2021.2の日経新聞記事。
https://www.nikkei.com/article/DGXZASFL26HC1_W1A120C2000000/
先ほど8月で1位だった「楽天・全米株式インデックスファンド」もちゃんと4位につけてます。
ですがこの時は意外にも(?)上位3本が日経平均や日本株を投資対象とした投資信託でした。日経平均が2万円をうろうろしていた時期からコロナショックを超えて3万円に勢いよく向かっていた時期だからですね。
この時なら
日本株も投資しなくちゃ!
ってなってますね。
「楽天・全米株式インデックスファンド」と「ニッセイ日経平均インデックスファンド」のチャート比較
上記二つの時期に1位になった投資信託の過去3年のチャートを比較してみました。
<楽天証券・銘柄比較ツール利用>
2021年1月を過ぎたあたりから日本株の雲行きが怪しくなり、右肩下がりに転じています。ここが上記二つのランキングに変更があった理由です。コロナショックから一貫して上がり続けている米国株式が日本株式を抜いて上位を独占することになったのです。
ここでもう一つお伝えしたいのは、運用成績を比較する時に、その切り取る時期によって結果が変わるということ。
起点とする時期、比較する期間(3か月、1年、5年など)によって投資信託の運用成績は変わってきます。
つみたてNISAは非課税期間が20年の長期資産形成ツール。
投資銘柄を決める時に参考にするチャートはなるべく長いものを見た方がいいですね。
つみたて投資を続けていく上での今後の心構え
現時点ではつみたてNISA対象銘柄への積立投資は大成功しています。
「つみたてNISAやっててよかった!」「こんなに増えるのならもっと金額増やそうかな」そんな声が聞こえてきそうです。
ですが私はこんな右肩上がりの状況がずっと続くとは思っていません。むしろ自分の証券会社の運用状況がほとんどプラスという状況がなんだか気持ち悪いです💦
過去30年を見ても黄色い丸で囲ったように株価がマイナスになる期間が長く続くことがありました。この先、こういうこともあり得るといつも心の準備はしていてほしいものです。そう思ったら、自分の取れるリスク以上の無理はしないかなと。
そうはいっても、最高値を更新し続ける株式市場に乗り遅れたくない!
こんな両方の思惑のバランスをうまくとるには
半分になってもいいと思える金額の範囲で、淡々と積立投資を続けること
株価が上がって利益が出ているこの時期だからこそ、冷静に自分の投資目的を見つめなおしてみませんか。