こんにちは、たぱこです(^^♪
年金が少ないので、年金以外に10万円得られるような投資はないですか?
というご相談を受けました。
これって、年金生活を迎えるにあたり、皆さん共通の望みではないでしょうか?
そんな投資方法はあるのか?
配当を得るための投資先としては投資信託ではなくETFを考えます。
各ETFを比較してたぱこの考えをまとめたいと思います。
日本の配当事情
まずは日本での円で行う投資の配当事情についてです。
【TOPIXに連動するETFの直近分配金利回りは年約2.05%】
【高配当株式のETFでも分配金利回りは年約3%前後】
【J-REITに連動するETFの直近分配金利回りは年約4.3%】
概ね得られる配当は概ね2~4%と考えるといいでしょう
米国の配当事情
米国のドル建てETFは債券型と株式型を事例として挙げてみます。
【米国投資適格債券市場へ投資するAGGの直近分配金利回りは年約3.69%】
【米国の高配当株式を組み入れた指数に連動するVYMの直近分配金利回りは年約2.65%】
米国ETFはドル建てで購入するので為替リスクについても考慮が必要です
配当で得られる平均利回り。もっと高いものはない?
こうして見てみると、分配金の利回りはだいたい2~4%に収まります。
ETFは債券や株式が詰め合わせたパックになります。
個別銘柄の株式や債券を調べても、概ねこのくらいの利回りです。
ここで注意すべきは、高すぎる利回りのものは危険!ということ。
高い利回りには、高いリスクがつきまといます。
あまりに高利回りの銘柄/ファンドに投資すると
- 株価、債券価格が下がる可能性が高くなる
- 低成長の業界/企業に投資してしまいがち
要は、「負けやすい投資」をしてしまうことになる可能性が高くなります。
どんなに配当がよくても、株価や債券の価格が下がってしまってはトータルマイナスでなんの意味もありません
月10万円の配当を得るために必要な投資額
例えば、月10万円の配当が欲しい場合、年間では120万円ほしい、ということになります。
例えば利回り年3%のものに1000万円投資した場合、年間得られる配当は30万円(税金は考慮しない)となります。
年120万円ほしいとなると、その4倍の4,000万円の資金が必要となります。
4,000万円!!
ただし、4,000万円投資して、年120万円の配当を得られたとしても、元本変動のリスクは避けて通れません。
値上がりすれば、配当プラスキャピタルゲイン(値上がり益)も得られてウハウハです(笑)
ですが、値下がりする可能性だってありますね。
配当を年120万円受け取っても、一時的に○○ショックがきて、3,000万円に減る、ということがある、ということは想定しておいていただきたいところです。
高配当投資に潜むリスク、しっかり心に留めておきましょう
まとめ
配当投資ついて
- 配当投資は年2~4%の利回りが平均
- 高すぎる配当利回りの銘柄には注意
ということをお伝えしました。
とはいえ、年2%と格付けが高く低い利回りの投資先でも、元本棄損のリスクはゼロではありません。
こういったリスクをなるべく小さくするためには、「時間分散」
長期で保有してもいいという銘柄を見つけたら、一度に投資せず、5年から10年かけてじっくりと時間を分散して投資していくことが、高値掴みを避ける手段となります。
最後に、年金生活のシニアへの配当投資のアドバイスです。
配当投資は必ず余剰資金で。
虎の子の退職金などを一括投資してはいけません。配当を得たいために、一時的に大事な老後資金が減ることは老後の生活に不安がつきまといます。
売ったり買ったりする必要はありません。
長く持てる投資先をじっくり検討しましょう。
そして投資する時は時間分散です。
結局、そんなうまい話はないのです。
個人的には長く働くことが一番確実だと考えます。
配当収入と勤労収入を組み合わせることでお金の面でも「心と健康」のバランスをとっていけるような配分を見つけられるといいなと思います。
月10万円程度の仕事は健康にもよし、社会とのつながりも得られますから(^^)/
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