住宅ローン団信 最新事情 2026.10
こんにちは、たぱこです(^^♪
久々に住宅ローンのお話です。
この10年、住宅ローンの団信 の内容は大きく変わりました。
団信(団体信用生命保険)とは、住宅ローンを組む際に加入する住宅ローン専用の生命保険
ローン返済期間中に契約者(借り主)に万が一のことがあった場合、保険会社が残りの住宅ローン(ローン残高)を全額弁済し、ご家族に住宅ローンの返済を残さない仕組みになっています。
今回は進化した団信の2つの商品について解説します!
- ペアローン団信の活用
- 疾病団信の活用
ペアローン団信の活用

ここ数年、夫1人ではなく夫・妻、それぞれが住宅ローンを組む「ペアローン」が主流になりつつあります。
背景には、大きく2つの変化があります。
- 物件価格の上昇:1人の収入では手が届きにくくなり、夫婦2人の収入を合わせることが必要になった
- 共働き世帯の増加:夫婦ともに安定した収入があり、それぞれがローンを組める家庭が増えた
ペアローンとは、1つの家に対して”2本のローン”を組む方法です。
夫婦がそれぞれ契約者となり、それぞれが自分の分を返済します。
- 借入可能額が増え、物件の選択肢が広がる 1人の収入では届かなかった立地や広さも、2人分の収入で検討できます。
- 住宅ローン控除を夫婦それぞれで受けられる 控除は”1人1枠”。2人とも要件を満たせば、世帯全体の控除額が大きくなります。
- 諸費用が2本分かかる 事務手数料、印紙代、抵当権設定費用などは契約ごとに発生します。
- 団信の保障は「自分のローンだけ」 ここが最大の注意点です。
- 収入が減っても返済は2本とも続く 出産・育児、介護、転職などで一方の収入が減っても、返済額は変わりません。
ペアローンの最大の注意点は、夫に万が一のことがあっても、0になるのは夫のローンだけ。妻のローンはそのまま残ってしまう、という点でした。
弱点を補う「ペアローン団信」が登場!
②のデメリットを解消するために新しく登場したのが「ペアローン団信」です。
どちらか一方に万が一のことがあったとき、夫婦”両方”の住宅ローンが0になります。
以前からあったペアローン最大の弱点を補える仕組みです。
ただし、多くの場合は金利の上乗せが発生します。
「上乗せ分の負担」と「残された家族の安心」をてんびんにかけて、判断したいところです。
疾病団信の活用
一般の団信は、死亡・高度障害になったときにローン残高が0になる保障です。
疾病団信は、これに病気になったときの保障を上乗せしたもので、ローン残高が0になる(または一部が減る)仕組みです。

疾病団信は、多くの場合金利が上乗せされ、その分だけ毎月の返済額が増えます。
40歳未満、借入3,000万円・35年・元利均等返済で、りそな銀行の「団信革命」でざっくり上乗せ額を試算してみましょう。

例えば、所定のがんになったら、住宅ローンが住宅ローンが0になる「がん補償特約」を付けた場合の上乗せ金利は年0.1%。
借入額から計算した上乗せ額は月1,441円。
1,441円上乗せ、というのはちょっと嫌ですが、実は一般のがんの医療保険で1,441円の保険料で3,000万円の保険金がでるなんていう商品はありません!
この保険料での保険金の相場は出ても300万円というところでしょうか。
となると、疾病団信はかなり割安な保険ということになります。
【付けるかどうかの判断ポイント】
ただし、割安だから誰にでも必要というわけではありません。
次の点を総合的に考えて判断しましょう。
- 住宅ローン返済中だけ必要な保障か:団信の保障は完済とともに終わり、残高が減るほど保障も小さくなります。
- 今入っている保険の内容:すでにがん保険や医療保険に入っているなら、保障が重なっていないかを確認しましょう。
- 後から変更できない:多くの場合、途中から付けたり外したりできないため、契約時の一度きりの判断になります。
- 加入できる年齢:年齢の上限がある商品も多いので、早めに確認しましょう。
まとめ
- ペアローンのデメリットはペアローン団信の活用で補える
- 疾病団信は上乗せ金利で返済額が増えるが、保険としてはかなり割安
団信は「付けるか・付けないか」ではなく「どこまで守るか」を選ぶものと考えています。
なぜなら、住宅ローンは多くの家庭にとって一番大きな借金で、その返済が止まったときの影響がとても大きいからです。
ペアローンなら「どちらかに何かあったら、もう1本のローンはどうする?」
疾病団信なら「病気で働けなくなったら、今の保険で返済を続けられる?」
この問いに夫婦で話し合い、どんな団信をつけるのかを決めていくといいかな、と思います。
- 土台の公的な社会保障
- 今、加入している保険
こちらも忘れずに確認し、総合的に必要な団信を検討していきましょう
\迷ったときはFPに相談/





