こんにちは、たぱこです(^^♪
最近、楽天グループに関する悪い評判が多くて心配です。楽天証券をこのまま使っていても大丈夫でしょうか?
こういうご質問が多いです。
楽天証券、楽天銀行、楽天市場は業績好調なようです。
心配なのは楽天モバイル事業の赤字がグループ内の楽天証券に波及すること、でしょうか。
ということで、今回は証券会社の資産管理方法についてお伝えします。
投資者保護の仕組みについて
万が一、楽天証券が破綻してしまったら、私が積み立てた投資のお金はどうなるんだろう…
皆様の心配はここ、ですよね。
これは証券会社の「分別管理」についての仕組みを知ることで解消できます。
投資信託の「分別管理」の方法は下記の図のとおり。
顧客の預り金、投資信託は信託銀行で管理。
株式や債券も保管振替機関(ほふり)で顧客分と証券会社分で分別して管理されています。
ですので証券会社が破綻しても投資者の資産は守られる、というわけです。
この仕組みは私たちが支払う信託報酬の分配方法でも確認することができます。
預かる信託銀行側ももちろん、ボランティアではないです(^^)/
こちらはeMAXIS SLIM全世界株式の目論見書からの引用です。
この受託会社=信託銀行という位置づけです。
私たちが投資信託を保有している間に運用機関に支払う管理手数料は「信託報酬」と言いますが、この手数料の一定割合が受託会社である信託銀行に分配されています。
この0.022%が信託銀行の取り分、というわけです。
ちなみに信託銀行も自己の資金と預かり資産は分別管理するように法律で義務付けられていますので、信託銀行が破綻してもこれまた大丈夫、という仕組みになっています。
より詳しい情報、何らかの事情で返還できないイレギュラーな場合等の事例についてはこちら↓
楽天証券に限らず、投資をされる方は知っておくと安心の仕組みですね
楽天グループの状況
楽天証券の株主 49%がみずほ証券
2023.12 現在、楽天証券の主要株主構成はこちら。
このところ、資金繰りの観点からみずほ証券が49%保有の株主となっております。
ここも情報として知っておくといいかなと思います。
楽天モバイルにも追い風?
DIAMOND Online 2024.9.15より引用
楽天モバイルが通信回線の要、プラチナバンドの商用サービスを2024年6月27日に開始。
つながりずらい、というところがクリアされれば料金面ではやはり圧倒的な魅力のある楽天モバイルに競争力がでてくるのでないでしょうか?
楽天モバイルが安泰→楽天証券の不安も払拭?となりますか??
楽天ポイントは?
楽天カードを使っての楽天ポイント還元率は2024年10月現在このとおり。
つみたて投資枠の投資信託ならば、概ねクレカ引き落とし額の0.5%が貯まります。
SBI証券の三井住友VISAカードが昨年ポイントをばらまいて攻勢をかけていましたが、現在は改悪されて、ポイント獲得の条件が厳しくなっております。
まとめ
投資者保護の仕組みについて解説しました。
記事全体ですっかり楽天グループの援護射撃になってしまいました(笑)
でも正直、楽天証券にはがんばってほしい。
SBI証券一強よりも、2台巨頭として切磋琢磨し、より投資家によいサービスを提供していってもらえたらな、という思いがあるからです。
また、最近では不正アクセス、サイバー攻撃など、以前では考えられなかったような事例もあり、リスクは証券会社の経営破綻だけではなくなっています。
朝日新聞デジタル(2020.9.16)より引用
このようなことを知っておき、だけど、心配ならば他に乗り換えてもいい。
複数の証券会社を使って資産を分けて管理するのもアリだと思います。
あらゆるリスクに備えておくことは大切です。
そしてそれは自分で判断し、自分で動いてくださいね。だって、自分のお金のことだから。
判断する材料の一つとして、このブログを使っていただければ幸いです。
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